弊社のGC-MSは、「ダブルショットパイロライザー」を装備しております。
例えばフィルムの分析を行う場合、GC-MS単体では可塑剤や揮発成分の分析は可能ですが、樹脂の不揮発成分については、分析が出来ません。
しかし、「ダブルショットパイロライザー」を接続しますと、低温(例300℃等)で可塑剤や揮発成分をガス化・測定し、高温(例600℃等)で昇温・ガス化して、モノマー物質の測定も可能になります。
Py-GC-MS分析風景
メーカー型式
GCMS-QP2010/SHIMADZU
主な性能
四重極型MS(EI:M/Z1.5〜1024)/GC-2010
付属オプション
オートサンプラー、直接試料導入装置(DI)、マイクロジェットクライオトラップ、ダブルショットパイロライザー
特徴
GC-MSは有機化合物の定性・定量分析を目的とする複合装置です。
ガスクロマト部において、化合物を分離し、質量分析装置にて、試料分子イオンを高感度に検出します。
多彩なオプションを装備しています。
- 未知有機物の分子量を直接導入により測定(DI)
- 加熱により、放出される有機ガス成分を濃縮-測定
- 高分子材料の添加剤-樹脂成分を1度に多段階で測定
- 熱分解生成物の測定(樹脂の種類判別や、構造の比較)
また、ワイドボア、ナローボアのキャピラリーカラムに対応しており、極微量な試料から、有機ガスのように容量の大きな試料測定にも対応いたします。