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溶銑鍋/溶鋼鍋

概要

高炉より出銑した溶銑、及び、転炉から出鋼した溶鋼を次工程へ運ぶ鍋が、溶銑鍋/溶鋼鍋です。
当社では、ニーズに合わせた設計と海外調達による高いコストパフォーマンスで、国内外に納入しています。
鍋と搬送台車とのセット製作も対応可能ですので、お気軽にお声がけください。
溶鋼鍋 3D画像
溶銑鍋 外観
溶鋼鍋 外観
溶銑鍋(溶銑予備処理時)

<豆知識> 製鉄所における輸送鍋

製鉄所では様々な輸送鍋が使用されており、各種呼び名で分けられています。
また、鍋容量はm3でなく、tonで呼ぶ慣習があるため、本記載もその慣習に従います。

▶トピードレードル(Torpedo Ladle)
高炉~製鋼工場間の溶銑の輸送に使われる、Torpedo(魚雷)型の容器です。
この時の溶銑温度はおおむね1400℃です。
通常は台車と一体となっており、主にはTorpedo Ladle Car(トピードカー、TLC)と呼ばれます。
容量は200~600t程度です。

▶高炉鍋
高炉~製鋼工場間の溶銑の輸送に使われる、柄杓(ひしゃく)型の容器です。
TLC方式でなく鍋方式の製鉄所で使用され、溶銑予備処理に使用されることもあります。
通常は、転炉のヒートサイズと一致させることが多く、容量は200~350t程度です。

▶溶銑装入鍋
TLCから溶銑を移すために使われる、柄杓(ひしゃく)型の輸送容器です。
通常は、転炉のヒートサイズと一致させることが多く、容量は200~350t程度です。

▶溶鋼鍋
転炉から出鋼された溶鋼の輸送に使われる、柄杓(ひしゃく)型の容器です。 
容量は200~350t程度です。二次精錬はこの鍋で行われます。


スラグポット、ノロ鍋と呼ばれることもあります。
各工程で発生したスラグを受けて、スラグ処理場へ輸送するためのお碗型の容器です。

納入実績

国内外12基(2024年3月現在)
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