お知らせ
【竣工】電力中央研究所向け燃料供給設備の追設について
2023-05-25
2022年12月、ダイヤモンドエンジニアリング株式会社は、一般財団法人電力中央研究所横須賀地区にある石炭ガス化実験設備に固形燃料を供給する設備を納入しました。
当該設備は電力中央研究所が実施している国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務「多様な燃料を利用するCO2回収型ポリジェネレーションシステム基盤技術開発」(JPNP16002)の中で、微粉炭と固形燃料を同時にガス化する技術開発を実施するにあたり、ガス化炉へペレット状の固形燃料を吹込む設備です。固形燃料として廃プラスチックやバイオマスを想定しており、国内の炭素資源を活用した炭素循環型社会への貢献が期待されています。
当該設備ではガス化炉へ固形燃料を定量的に安定して吹き込む技術が求められますが、当社の大崎クールジェンプロジェクトに納入した微粉炭・チャー搬送設備の実績や 2015 年に当該実験設備に納入した微粉炭搬送設備の実績とともに、当社が長年蓄積してきた粉体吹込技術が評価され、当社設備を採用頂いたものです。
当社は粉体吹込技術を用い、主に化学・環境・電力・製鉄の分野で、国内外問わずお客様のニーズに応じて様々な設備を提供しております。粉体や粒状体のハンドリング技術に加えて、ハード面・ソフト面共にお客様の課題を解決する力こそ当社の強みです。
近年はこれまでに培った粉体吹込技術を応用し、省力化設備やカーボンニュートラルに貢献した設備でお客様の課題に取り組んでいます。今後も粉体吹込みのスペシャリスト、総合プラントエンジニアリング企業として技術を発展していきます。
本設備について
所在地 | 一般財団法人電力中央研究所 横須賀地区 |
設備内容 | ペレット状に固形化した燃料をガス化炉に吹込む設備(試験設備) |
完工年月 | 2022年12月 |
【設備外観】
【高圧式機械搬出装置】
流動性の低い固形燃料を安定的に排出します。
【搬送設備】
スクリューコンベアを用いて固形燃料を搬送します。